ドゥクフレ公演! | 函箱雑記帖
造形作家岩田美智子の展覧会案内、日常のいろいろなど。
<< August 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 長い冬休み | main | 夏雑記 / ドラマ 「ワンダーウォール」 >>
ドゥクフレ公演!


まさかまさかあのフィリップドゥクフレPhillppe Decoufle CompagnieDCAの公演が故郷の街(北九州市)で観られるとは!あの、というのはアルベールビル冬季オリンピックの開閉会式を演出した、あの、です。

私にとっては当時かなりのカルチャーショックを受けたそれは大袈裟ではなく、あ、今私新しいアートが生まれる瞬間を観ているんじゃないか、しかも日本の片田舎の街で炬燵に半身入れて寝転びながらだ、と涙目になった程。

あれから何度かフランスに行く機会もあったのについぞ彼の公演を本場で観る事は出来ていなかったのに!
多分今年の平昌オリンピックの時、FB(或いはインスタグラム)にアルベールビルの彼の演出が大好きだった、という事を書き込んだからか、突然ライン上に公演の予告が現れたのだから、いやいや、侮るなかれSNS!
うざったい広告が流れてくるのに辟易もするがたまにはど真ん中にヒットする情報もゲットできるもんだ。

で、どうだったかといえば、そもそもダンス公演など日頃から鑑賞する機会などない私ではあるがコレはコレは!とびっきり洒落の効いたエスプリ満載トップ・オブ・ザ舞台芸術!とブラボーを贈りたい。

短編集と題された5パターンのパフォーマンスが休みなしに繰り広げられ、各幕の何ともシンプルで新鮮な空間演出、ダンスという概念では括れない演者たちの身体表現、それに呼応するミニマムな音、リズム、ボサノヴァやプリミティブ音源、時に生声歌唱。

私は評論家でもないので専門的評論などはできないが、舞台に目を凝らしている約90分の間、不思議の国の覗き魔になってた気分、或いは自分のココロの深淵を旅してるような気分、とでも言おうか。
狭い舞台が深い森の様に見えたり、ジャックタチ空間に入ったように思えたり、空にポッカリあいた雲のまにまに思えたり記憶の奥深くに潜む穴に思えたり。

最後の幕は日本へのオマージュがテーマになっていたけれどコレが又キュート。
個人的にウケたのは空港のショップであらゆる種類のマスキングテープを買う、というくだりが続く独白詩(笑い)確かにフランス人にウケるのだアレは!
夏一歩手前のとても貴重な真昼の夢の時間でした。
メルシーデュクフレ。新作も観たい!

ちなみにデュクフレ演出アルベールビル冬季オリンピック開閉会式観たい方はOlympic channel というサイトでもアップされています。
私のハート射抜かれシーンは閉会式の聖火を消す演出!もうヤラレタ〜とハートマークが100個くらい目から出た。因みにこの頃彼は若干20代無名の演出家。
その才能を信頼してフランス文化を世界に発信する場での確信且つ革新的起用。拍手だ。メルシーフランス。
あ、W杯優勝おめでとう!殆どが移民の子供で編成されたチームだったらしい。それもフランスらしくてブラボー。
COMMENT









Trackback URL
トラックバック機能は終了しました。
TRACKBACK