線の紙 | 函箱雑記帖
造形作家岩田美智子の展覧会案内、日常のいろいろなど。
<< August 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 2016の展覧会終了! | main | 佇まい展ミラノ >>
線の紙
私が箱を制作する過程の一つに紙を貼るという作業がある。
今までは主に古い書類や古ノートのページを使用してきた。
時には道で拾ったメモ用紙なんかも。
手書きの数字や文字が味わい深く用済みのモノが放つクタビレた古い紙質自体が充分魅力的だからだ。
好い具合の紙を見つけ出せるかで作品の質は左右される、と思っている。
つまり紙を見つける感度と労力が制作過程上必須。
これはこれで鍛えている自負はある。
アトリエの引き出しや棚には収集してきた古紙が層を作り見飽きない好い一角になっている。
ただ、今ハマっているのは普通のコピー用紙にパソコンでデザインした線を印刷した「線の紙」を作ること。
コレがなぜ面白いかというとひとえにパソコン技術の未熟さ故、自分では意図しないような線、図形ができてしまうという不得手上等!という訳のわからなさ。
Mac Proを立ち上げ 慣れない作業で線を引いてゆく。
表を作ったり手描き線を足してみたり行替えや線の太さも結構適当というか、、、適当になってしまう。
つまりちゃんと整えるってことができない。コレが思わずヘンテコな線になって実に私らしい(イイ加減ライン)になる。
整列より整列と見せかけてチョット乱れている−これが自由社会だ!って思わずイデオロギーっぽい独り言を小声で叫ぶ?
家のコピー機で量販紙に印刷しその紙を切り取りながら箱の面に貼ってゆくと線や格子模様が意外に障子や欄間などの日本的なデザインにも見えたりもする
ただしそこは私メイクなのでボロ感は出したい癖でチョット粗っぽい加工は入れますが、、、。
このシリーズは次の「佇まい展」ミラノへ出品する予定。
積み上げれば日本の都会のビル群のようにも見えポツンと一つ置けば格子窓の一間にも見える。
ピカピカイメージの強いイタリアでどんな評価を貰えるのか?いつものようにピンポイント受けだろうな、やっぱり(笑)


COMMENT









Trackback URL
トラックバック機能は終了しました。
TRACKBACK